facebookページにいいねするんじゃねえ！
facebookのいいねを増やす。
それは、SNSに力を入れている入れていない関わらず
facebookページを作ってしまった企業にとってはつねに課せられた課題。
いいねの数はファンの数。
ライバル会社よりも少ないことは、死を意味する。（プライド的に）
いいねの数を増やすために、いいね工場に発注するまではいかなくても
無料キャンペーンで釣り上げるなんてことはどこもやっているはずです。
ひとつのいいねは金一粒に値する。
そんないいね大航海時代に、バーガーキングはいいねの数を減らしました。
ファンが3万人もいなくなったのに成功!? バーガーキング “ファンの忠誠心を試す”2択企画
これはうまい！
なにがうまいのか、それはプレゼントキャンペーンにつられてホイホイいいねを押したユーザーだけを間引いたところがうまい。
さすがバーガーキング。
こいつらこの方たちはプレゼントに応募するためだけにいいねを押したお荷物なんです。
お荷物？いいねを増やしてくれてるんだからいいお客さんだろ？
なんて言葉もあがってくるとは思いますが、実はそうじゃないんです。
各個人のfacebookページにあがってくるのは
いいねを押したページが投稿したフィードや友達のフィード。
でもそのすべてがフィードに表示されるわけじゃないんです。
だって画面に表示しきれないから。
twitterのタイムラインなんかも同じですよね。
投稿の新しい順でならんでいるけど、過去のすべてのツイートが並んでいるわけじゃない。
twitterだと投稿順でならんでいるけど
facebookは興味をもっていることであろうとfacebookのロジックで判断したもの順に並んでいます。
たとえば、友達がいいねやコメントを残したものなんかを優先的に表示するといった感じです。
企業のfacebookページも基本そうなんですが、それに加えてエンゲージメント率っていうのが影響します。
エンゲージメント率っていうのは、どれだけそのfacebookページが活用されているのかという率です。乱暴な計算をするとコメントやシェアされた数をいいねの数で割ると出てきます。
いいねの数がどれだけ多くても、そのページのフィードを見て面白がる人がいない、読んでも何の利益もないフィードを吐くfacebookページ。そんなゴミページいらないよねってことなんです。
キャンペーン目的でいいねした人は、キャンペーン関係のものにしか反応しないし、いいねしておきながら非表示にしてたりするんで、
エンゲージメント率を下げてくるお荷物でしかないってことです。
お得情報をフィードに流しても、だれも見れないんだもん。
バーガーキングのさらにうまいところは、お荷物を永久BANにしたところ。
お荷物は乗船拒否。
別のキャンペーンしても足手まといになるようなものは乗ってくるんじゃない。
これからは少数精鋭の乗組員で行くんだ。
かくして荷物を減らして軽くなったバーガーキングは前よりも早くSNSの海を航海するのでした。
新アカウント作ればキャンペーンなんて何度でも参加できるんで、後悔になるかもしれませんけどね。
